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アメリカで自動車を購入

USATourist.comでは、アメリカで車を買うにはどうしたらいいのか、自動車保険はどう見つけたらいいのか、運転はどのようにすればいいのか、といったご質問のメールをいただくことがよくあります。アメリカに来たら車を安く手に入れ2、3ヶ月乗り回して、帰る時に売ってしまおうという方もおられれば、売らずにそのままお国まで持ち帰りたいという方もおられます。中には特別仕様車や改造車、クラシックカー、ハーレーダビッドソンのオートバイなどをアメリカで購入したいという方も。そこでUSATourist.comでも情報を集めてみました。

Ford Mustang © Mike Leco / USATourist.com
中古車は新車ディーラーでも、独立系の中古車専門販売店からも、そして個人売買でも買う事ができます。

どこで買うか

新車の場合は通常メーカー1、2社のみを扱う工場認可ディーラーで売られていますが、大都市では今やひとつ屋根の下にメーカー各社の車を豊富に扱う巨大カーマートも出現しつつあります。またインターネット上にも、車種を問わず最低価格保証で新車を最寄りのディーラーに届けてくれるというサービスがあります。新車の場合はどの車にも、ウィンドウにその車の装備や付けられているオプション、メーカー希望価格などが書かれた紙が貼られているはずですが、その価格は交渉で値引きされ得ますし、実際「ウィンドウ価格」より安く買っている人が大半です。

中古車は新車ディーラーでも、独立系の中古車専門販売店からも、そして個人売買でも買う事ができます。新車ディーラーで買える中古車は、比較的新しくてコンディションも良く、保証もついていることが多いのですが、その分値段も高めになります。中古車専門店の中古車はコンディションもさまざま、保証も完全でないこともありますが、値段は安めです。個人売買だとコンディションも値段もいろいろですが、保証はまずないでしょう。

どうやって見つけるか

たいていの新聞には新車・中古車売買用の広告欄があり、新車ディーラーも中古車販売店も、そして個人も広告を載せています。掲載量が多いのはやはり日曜版でしょう。インターネットでも、車の販売情報を提供しているサイトが全米至る所にあります。よくスーパーマーケットなどに無料で置いてある車売買の情報誌にも、販売店・個人双方からの中古車情報が掲載されているでしょう。また、コンビニエンスストアに行けば特殊な車種に特化した情報誌も売られています。例としては、The Corvette Trader(コルベット・トレーダー)、The Classic Car Trader(クラシックカー・トレーダー)、The Hot Rod Trader(ホット・ロッド・トレーダー)、The Truck and Van Trader(トラック&バン・トレーダー)、The Motorcycle Trader(モーターサイクル・トレーダー)などが挙げられます。

Ford Thunderbird © Mike Leco / USATourist.com
まず信用に値する車を安い値段で見つけること自体が難しいですし、手頃な値段の保険を見つけることも、帰国前に売却することもなかなかできないものです。

いよいよ購入

自動車の登録に関する法規は州ごとに違いますので、ここはあくまでも典型的な例として述べておきます。まずほとんどの州で、車の所有者はその車の権利書(car title)または所有権の証明書(certificate of ownership)を持っていなければならず、そしてその権利書/証明書を州交通局に登録しなければならないと定められています。この権利書/証明書は車の売買が成立した時に売り手から買い手に渡されることになっています。そして普通は売り手と買い手両方が、自動車登録立会人(motor vehicle registration official)の立ち会いのもと売買成立を確認して用紙に署名し、登録書を州交通局に送って登録手続きをしてもらわなければなりません。現在の法律では買い手側が登録料、消費税を払い、新しいナンバープレートを買える事になっています。自動車登録立会人は自動車協会のオフィスや大手の自動車ディーラーに常駐しているほか、たいていの市や町には専門の事務所もあります。要注意なのは、車の売り手が権利書/証明書を持っていなかったり、車に付いているナンバープレートをそのまま引き継ぐよう提案してくる場合。この場合、車が盗難車ということも考えられます。こんな車をつかまされると休暇を留置所で過ごす事にもなりかねませんので、まずは信用できるカーディーラーや自動車協会、警察等でその州で車を買う際の正しい手順を確認しておきましょう。

運転する前に

車を走らせる前に、有効な登録証(ナンバープレート)を車につけておく事をお忘れなく。州の排気テストや車検に合格したという証明のステッカーもフロントガラスに貼っておかなければなりません。また、車の運転中は常に登録証の写しを携帯しておくべきでしょう。

ナンバープレート取得には要損害保険

損害保険への加入は、旅行者でアメリカ国内に住所がなかったり、州発行の有効な運転免許証がないと難しいかもしれません。住所があったとしても、保険会社が運転歴を調べられない場合保険料が高くなることがあります。一時的な自動車保険を得ることはオプションである場合にも見ることができます。

Harley Davidson © Corel
たとえばハーレーダビッドソン社はオートバイをアメリカで購入してそれで旅行し、帰る際に自国へ搬送するという特別プログラムを用意していますが、このプログラムへの参加は外国のディーラーを通してのみで、アメリカに来てからはできないようになっているのです。

車を自国へ搬送

車を自国に搬送すること自体はそれほど難しいことでも、お金のかかることでもありません。貨物輸送業者に依頼すれば、たいていの港から船便で運んでもらえます。かかる手間といえば、車と権利書を一緒に船積みの場所まで運んで運送料を支払うことだけ。あとは業者が船に積み、海を渡らせて行き先の港で降ろす所まで、すべてやってくれます。運送料は車の重量によりけりですが、ヨーロッパへの場合は一般に1000ドル以下で済むはずです。

中にはアメリカでは車を走らせず、ただ自国に運ぶだけなので「運転する前に」の項で触れたような面倒な手続きは避けたい、という方もおられるでしょう。そんな方には、車の売り手に船積み地点まで車を配送してもらえるよう手配する、という方法をお勧めします。また、どの州でも、買った車を州外に持ち出せば売買にかかる州消費税が免除になります。これで車の値段の6パーセントから8パーセントを節約できるのです。

アメリカで「夢の車」を手に入れて自国に持ち帰る時に注意すべきは、その車はアメリカからの輸入車扱いとなり、自国で自家用車登録をする前に車検などが必要になる、ということです。米国市場で売られている車の仕様の中には、国によっては許可されていない基準のものもあるのです。これらについては、車の購入と搬送で大金を払う前にしっかり調べておいた方がよいでしょう。

アメリカで乗っていた車をそのまま持ち帰る

新車をアメリカで購入して旅行の足として使い、そのまま自国へ持ち帰る場合は、実際に渡米する前にいろいろと準備・手配しておくことをお勧めします。たとえばハーレーダビッドソン社はオートバイをアメリカで購入してそれで旅行し、帰る際に自国へ搬送するという特別プログラムを用意していますが、このプログラムへの参加は外国のディーラーを通してのみで、アメリカに来てからはできないようになっているのです。

旅行用に安く車を手に入れる

この方法はあまりお勧めできるものではありません。まず信用に値する車を安い値段で見つけること自体が難しいですし、手頃な値段の保険を見つけることも、帰国前に売却することもなかなかできないものです。アメリカという広大な国を大陸横断するということはつまり、何百時間も運転するということです。なにもない単調な景色の中をひたすら運転しなければならない時もあるでしょう。国内の移動には格安航空券を利用し、数週間の滞在中はその場所ごとにレンタカーを借りた方が断然安上がりで、しかも快適な旅行になるでしょう。

原作筆者: Mike Leco
訳: Etsuko Tada
上部写真撮影: © USATourist.com
写真詳細: アメリカの新車販売代理店は新車と中古車の両方を提供しています。