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身体が不自由でもアメリカ旅行

USATourist.comでは、身体の不自由な方の旅の情報源として少しでも役立てばとこのページを作るに至りました。というのも、身体が不自由な方がアメリカを旅することに関する質問メールを何度かいただいたことがありましたが、いろいろ調べたものの、有益な情報がなかなか思うように得られなかったのです。ここでは、今のところ我々の手元にある情報を整理しておき、今後順次情報を追加していく予定です。

果たしてアメリカは、障害のある旅行者にとって旅しやすい国でしょうか。アメリカもここ数十年の間に、身体の不自由な人でも移動が楽なよう整備されつつありますが、まだまだ十分とは言えません。車椅子用のスロープはたいていの公共建築物や交差点の角などに設置され、駐車場でも建物に近い場所はだいたい身障者専用になっています。公共のエレベーターには点字表示のあるものも多いですし、テレビ放送では聴覚補助字幕装置が付けられています。それでも、障害のある人の利用を考慮されていない所が多くあるのもまた、事実なのです。

交通機関について

空港と付近のホテルを往復するシャトルバスは、全米どの空港にもあると言って過言ではありません。そのシャトルも、身体の不自由な乗客にも対応できる場合が多いか、もしくは対応できる誰かがいるはずです。予め利用する空港へのアクセスについてはインターネットなどで調べておき、必要であればシャトルの会社に連絡を取るなどして、身障者対応の交通機関があるかどうかを確認しておきましょう。


身体が不自由な方の駐車印

全米各地の主要都市には自立生活センター(Center for Independent Living)の支局、もしくは事務所が設置されています。基本的には地元の身障者の為のセンターですが、ここへ行けばその街の身障者向け交通手段などについて情報を得ることができるはずです。インターネット上の電話帳などで、目的地の自立生活センターの連絡先を調べておくと良いでしょう。

公共交通機関ではたいてい、身体が不自由な人のために何かしらの対応があったり、パラトランジットと呼ばれる、出発点から目的地まで運んでもらえる乗り合いの移動手段などを用意しています。これらは住民だけでなく旅行者でも利用できる場合が多いですが、前もって申請しておくことが必要なこともあります。旅行先の交通局に問い合わせて、身障者向けの移動手段や利用資格などを調べておきましょう。料金も格安なのが通例です。

手レンタカー会社ではハンドコントロール付きのレンタカーがある場合もあります。あらかじめ日程に余裕のある段階で、いくつかの大手に問い合わせみるとよいでしょう。スクーターをレンタルしたい場合、自立生活のためのレンタル情報源を探すために地元にあるセンターに連絡する、またはアメリカ国内各地の多数の都市で車椅子、歩行器&スクーターなどのレンタルをしている会社の 当リンクをご利用下さい。

宿泊施設について

身障者対応の部屋あり、と謳っているホテルは多いですが、実際の対応状況はまったく千差万別です。いざ泊まるという時に困らないためにも、宿泊予定のホテルには直接連絡をとっておきたいものです。ホテル・チェーンの予約センターから送られてきた情報を決して鵜呑みにしないように。宿泊予約代行の業者はそのホテルと同じ街にあるとは限りませんし、ホテルの部屋をチェックしているわけでもないのです。ホテルに実際勤務しているスタッフに直接連絡をとり、身障者向けの対応がどれだけなされているか、必ず前もって確認しておくべきです。

身障者対応の部屋を予約し、クレジットカードの番号も渡したならば、ホテル側は到着前にきちんと適切な部屋を用意しておかねばなりません。万が一予約の際の条件に合った部屋が用意されていなかった場合は、ホテル側には予約のときと同じ宿泊料金で、かつ条件にも合う部屋を見つける必要があります。

また、空港への無料送迎サービスを広告で謳っている場合も、身障者用に適切なアクセスが用意されている必要があります。送迎サービスに使われている車が実際は身障者の乗車に適切でない場合、ホテル側は空港への別のアクセス方法を無料で提供せねばなりません。

盲目、または弱視の人の旅

全米のレストラン、カフェには動物を連れて入店できないという規制があります。また、交通期間や娯楽施設、店鋪でも動物禁止のところは多いです。アメリカは動物連れに優しい国、とはあまり言えません。

しかし、盲導犬などの介助動物にはこういった規制は適用外です。レストランでも、交通機関でも店鋪でも娯楽施設でも、公共の建物においては飼い主を介助している動物ならば入ることができるのです。ただ、ハワイをはじめいくつかの州で、あらかじめ介助動物の検疫が義務づけられているのは残念なことです。出発前に必要な手続等は確認しておきましょう。

原作筆者: Mike Leco
訳: Etsuko Tada
上部写真撮影: © Vernon Wiley
写真詳細: アメリカもここ数十年の間に、身体の不自由な人でも移動が楽なよう整備されつつありますが、まだまだ十分とは言えません。