ワシントンDC
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スミソニアン博物館と公園

ワシントンDCの素晴らしい面の1つは、世界最大の博物館の集合体があることです。スミソニアン協会は、16の多種類の建物と公園の集りです。それらのうち11の建物は、国会議事堂とワシントン・モニュメントの間のダウンタウンにあり、「モール」として知られている広大な草の生えた広場に建ち並んでいます。他の4つの博物館と公園は、メトロの地下鉄網によって簡単に行くことが出来る、DC郊外の別の場所に位置しています。

アメリカを一度も見たことが無い英国人の遺産

アメリカに一度も足を踏み入れたことが無い英国人によってスミソニアン協会は設立されました。1892年、「人類の知識の向上と普及を図る」ことを目的とした研究所の建設に、ジェームズ・スミソン(James Smithson)が米国政府に50万ドル以上を遺贈しました。米国政府は結局これを基に、博物館についての知識の普及、科学研究と美術プロジェクトへの資金、さらに未開のエリアへの調査促進に使用しました。今日、スミソニアン協会の研究資金は、75%はまだ米国政府が責任を負い、残りは個人の寄付から成り立っています。

National Air and Space Museum© Mike Leco / USATourist.com
国立航空宇宙博物館には、ライト兄弟の原物飛行機、ニューヨークからパリへ単独大西洋横断を行った最初の飛行機スピリット・オブ・セントルイス(Spirit of St. Louis)が展示されています。

DCの中心部に位置するモールは、国会議事堂、ホワイトハウス、そしてほとんどのモニュメントから簡単に歩いて行ける距離にあります。スミソニアン・メトロ駅はモール中心部近くにあり、便利に利用でき、本来のスミソニアン管理棟からほんの1ブロックの所です。メトロのフェデラル・トライアングル駅、アーカイヴス-ネイヴィー・メモリアル駅、そしてランファンプラザ駅からは、スミソニアン博物館のいくつかの博物館へ簡単に歩いて行ける距離です。

中心部に位置し、無料で一般公開

全スミソニアン博物館は、クリスマス以外、毎日午前9時から午後5時半まで開館しています。最も空いている時期は、天候が最も悪い冬季です。夏季期間(6月から8月末)は、最も混雑します。週末はほとんど混雑し、特に独立記念日(7月4日)、またはメモリアルデー(5月の最終月曜日)のような夏季の祝日が最も混雑します。最も空いているのはたいてい月曜日で、タイムチケット入場(これに関しては後ほど記述)を必要とする展覧場へ入場するには良い日です。

スミソニアン協会の博物館、公園、そして動物園はすべて無料ですが、いくつかの特別展示会場では安い入場料を必要とします。(料金は大人一人$3~$5)。いくつかの博物館では、時間制限チケットが必要な子供向け特別ハンズオン・センター、または特別展示品があります。これらの無料チケットはほとんどの場合、当日に展示会場の外でもらえ、そして入場時間が決められています。注意:特別展示室はとても人気があり、入場チケットはお昼時にはほとんど無くなるので、博物館に着いたらすぐにチケットをもらいましょう。

国立航空宇宙博物館と国立自然博物館のような博物館では、IMAX映画(70mm映画)の上映、また入場料一人$6の特別体験型展示場もあります。これらのショーは、年間を通じて変わり、スミソニアンのウェブサイトで現予定表を確認できます。

最も人気のある博物館

いくつかのユニークな展示品は、芸術産業館(Arts and Industries Building)と本来のスミソニアン協会本部に収容されています。後者は、その赤レンガ造りと華麗な塔から、「キャッスル」とも呼ばれています。このキャッスルは主として管理事務所ですが、建物中心部は観光情報提供に用いられ、特別または臨時展示品を見つけるのに役立つ、電子地図のコンピュータ数台が壁に並んでいます。ジェームズ・スミソンの石棺は、北入口に位置しています。芸術産業館は、19世紀のアメリカ生活の展示品と臨時展示品に使用されています。芸術産業館では、国立博物館の主要展示品であるアメリカンインディアン収集品を現在展示しています。

National Museum of American History© Mike Leco / USATourist.com
国立アメリカ歴史博物館では、実物大の列車とトラクター、オズの魔法使いルビーの靴、歴代大統領夫人の夜会服、さらに国歌を鼓舞する星条旗のような、ポピュラー文化の珍しい展示品を展示しています。

この地区で最も人気のある3つの博物館は、国立航空宇宙博物館(Air and Space Museum)、国立アメリカ歴史博物館(National Museum of American History)、そして国立自然博物館(National Museum of Natural History)です。この3つの博物館はとても大きく、完全に見学するには最低2~4時間を必要とします。

スペースシャトル、ホープ・ダイヤモンド、そしてルビーのスリッパ

スミソニアン協会の各博物館はとてもユニークです。国立アメリカ歴史博物館では、実物大の列車とトラクター、オズの魔法使いルビーの靴、歴代大統領夫人の夜会服、さらに国歌を鼓舞する星条旗のような、ポピュラー文化の珍しい展示品を展示しています。国立自然史博物館は、ホープ・ダイヤモンドを含む鉱物や宝石、今までに発見された巨大イカを含む動物、さらに有史以前の恐竜の化石が展示されていることで有名です。国立航空宇宙博物館には、ライト兄弟の原物飛行機、ニューヨークからパリへ単独大西洋横断を行った最初の飛行機スピリット・オブ・セントルイス(Spirit of St. Louis)が展示されています。国立航空宇宙博物館には、歴史的なマーキュリーカプセルとジェミニカプセル、多数のロケット、さらに月の着陸船モジュールも展示されています。

スミソニアン美術コレクションは、4つの建物と2つの公園に展示されています。2つの建物から成る国立アメリカン美術館(National Museum of American Art)の複合体は最大規模です。国立アメリカ美術館には、何千ものアメリカ絵画、ドガーの彫刻コレクション、ルネッサンス絵画と印象派の傑作を展示しています。ハーシュホーン博物館と彫刻の庭(Hirschhorn Museum and Sculpture garden)は20世紀の美術が集められ、その一方でフリーア美術館(Freer Museum)は東洋美術品のすばらしいコレクションとウィスラー作品の世界一のコレクションを展示しています。国立公文書館(National Archives)の建物の外と国立自然史博物館の近くには、20世紀の美術が集められた別の美しい彫刻庭園があります。

さらに、国立アフリカ美術館(National Museum of African Art)は、キャッスルのすぐ後ろに位置しています。近くには、地下空間のある、よく見のがされるアーサー・M・サックラー・ギャラリー(Arthur M. Sackler Gallery)があり、4,500年前の青銅器数品を含む古代東洋美術を中心に展示されています。新しい博物館を国立航空宇宙博物館に隣接して建設中です。国立アメリカ・インディアン博物館(National Museum for the American Indian)は、2003年までニューヨーク・シティの芸術産業館にて展示品を現在公開しています。

モールから離れると

コネチカット・アベニューにある国立動物園(National Zoological Park)(メトロ駅:ウッドリー パーク・ズー駅、またはクリーブランドパーク駅)は、たぶんアメリカ国内で唯一入場無料な動物園であり、午後のひと時を過ごすには最適な場所です。ハイライトは、中国からの2匹の新しいパンダ、室内アマゾニア展示場、チータ・コンサベーション・ステーション、そして珍しい鳥達が羽を伸ばして飛べる広い屋外フライトケージです。

8thストリートとFストリート(メトロ駅:ギャラリープレース-チャイナタウン)にある国立肖像画美術館(National Portrait Gallery)は、アメリカの代表的人物の肖像画を専門に展示し、歴史をよみがえらせています。展示品はホールオブプレジデント、そして有名なスポーツ選手とエンターテイナー達のコレクションを含んでいます。

国立郵便博物館(National Postal Museum)は、ユニオン駅(列車駅とメトロ駅)のすぐ外側です。とても完全な切手コレクションを展示していることに加え、郵便の歴史に関連ある飛行機、駅馬車と他の歴史的記録を展示しています。

レンウィック・ギャラリー(Renwick Gallery)(メトロ駅:ファラグット ノース)は、ワシントンの最初のプライベート美術館でした。現在、レンウィック・ギャラリーでは、近代工芸品、装飾芸術、そして異色芸術を展示しています。

最後に書きましたが大切な博物館は、アナコスティア博物館(Anacostia Museum)とアフリカ系アメリカ人歴史文化センター(Anacostia Museum and Center for African American History and Culture)です(メトロ駅:アナコスティア駅、そこから短時間のバス乗車)。この博物館は、地域の福祉活動プログラムの一環として開始し、文書交付、保護、さらにアフリカ系アメリカ人の文化と遺産を説明する救済センターとして成長しました。博物館は、地域学校に福祉活動プログラム普及を継続するだけでなく、ワシントンDCへの黒人移住者の多彩な展示品、政治、産業とエンターテイメントでのアフリカ系アメリカ人主導者の特別展示をしています。

原作筆者: Carla Lee Suson
訳: Yoko Sugiyama
上部写真撮影: © Mike Leco / USATourist.com
写真詳細: 国立航空宇宙博物館