シアトル
ワシントン州
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フェリー
© Mike Leco / USATourist.com

ワシントン州フェリー網は、ピュージェット湾、オリンピック半島、サンファン諸島、バンクーバー島(ブリティッシュコロンビア州)などの大きな島々へ運航しています。

シアトル(ワシントン州) - 「エメラルドシティ」

ワシントン州シアトルは、アラスカ以外のアメリカ合衆国本土でいちばん北西に位置しています。カナダ国境からは南におよそ100マイル(160キロ)、ニューヨークシティからは3000マイル(4800キロ)、カリフォルニア州ロサンゼルスからも1000マイル(1600キロ)以上離れています。シアトルの街は太平洋岸から約75マイル(120キロ)内陸のゆるやかに連なる丘に広がり、豊かに水をたたえたピュージェット湾(Puget Sound)を見おろしています。西にピュージェット湾、数マイル東にレイク・ワシントン(Lake Washington)、そして北にこの二つを結ぶレイク・ユニオン(Lake Union)と、シアトルは周囲を水に囲まれた街でもあるのです。

美しい大自然に囲まれたシアトル

天気のいい日には、東の彼方にキャスケード(Cascade)の、そして西にははるかにオリンピック(Olympic)の山々を臨むことができます。南にはマウントレーニエ(Mount Rainier)の雪を戴いた火山口も。シアトルは、アメリカでもっとも美しい大自然に囲まれた都市なのです。

これだけ北に位置しながらも、シアトルの気候は太平洋の暖流のおかげで驚くほど穏やかです。夏は暑すぎず、冬も寒すぎず、雪もほとんど降りません。「雨の街(rainy city)」として知られるシアトルですが、実はこれは正確な表現とは言いかねます。曇りの日は年間220日もあるものの、雨が降るのはほとんど冬の間だけで、降雨量はけして多くはないのです。10月から3月にかけて、青い空と太陽を見るのは非常に稀なことでしょう。

シアトル=タコマ国際空港(Seattle-Tacoma International Airport)、別名シータック(Sea-Tac)はシアトルのダウンタウンから南に10マイル(16キロ)、インターステート5号線のすぐ西側です。ダウンタウンへは、7ドル50セントのエクスプレスバスがあります。

人気のシアトルセンター

ダウンタウンの北1マイル(1.6キロ)、モノレールですぐのシアトルセンター(Seattle Center)には高さ605フィート(181.5メートル)のスペースニードル(Space Needle)がそびえ立っています。9ドル払ってエレベーターで上に昇れば、シアトルの街と、その周りを取り囲む湖や山の素晴らしい眺めが一望のもとにできます。ここには他にも、パシフィックサイエンスセンター(Pacific Science Center)、チルドレンズミュージアム(Children’s Museum)、チルドレンズシアター(Children’s Theater)、オペラハウス(Opera House)、バグレー・ライト・シアター(Bagley Wright Theatre)、シアトルセンター・プレイハウス(Seattle Center Playhouse)、キーアリーナ(Key Arena)、そして最近できたばかりのエクスペリエンス・ミュージックプロジェクト(Experience Music Project)などもあります。また、遊園地やビデオアーケード、ファストフードコートやショップなども併設されています。

パイクプレースマーケット © Mike Leco / USATourist.com
パイクプレースマーケットはシアトルの有名なアトラクションです。エリオット湾を見渡すこのマーケートには、ユニークなお店やレストランととともに、地元の農産物とシーフードの店があります。

パイクプレイス・マーケット(Pike Place Market)は、ダウンタウンの西の端にピュージェット湾を見渡すようにあり、新鮮な魚介類、野菜、花、各種土産物などの店鋪が立ち並んでいます。商品がお客の頭上を飛び交うことで有名なフライング・フィッシュマーケットには、きっと驚嘆させられることでしょう。レストランや専門店もあり、そしてシアトル名物のコーヒーハウスもそこかしこにあります。

ウォーターフロントはパイクプレイス・マーケットのお膝元

パイクプレイス・マーケットのすぐ裏、丘のふもとにあるのがシアトル・ウォーターフロント(Waterfront)です。かつては漁船の波止場だったのが、今やその大半はレストランやショッピングモール、観光スポットなどに姿を変えてしまいました。シアトル水族館(Seattle Aquarium)があるのもここです。当サイトのミシェルによると、愛らしいラッコを見るだけでも入場料を払う価値あり、とのこと。オムニマックスシアター(Omni-Max theater)では、1980年に近郊にあるマウント・セントヘレンズ(Mount Saint Helens)が噴火したときの様子を見ることもできます。また、ウォーターフロントから出航するアーゴシー・ハーバーツアー(Argosy Harbor Tours) では、シアトルをまた違った角度から楽しむことができるでしょう。この他にもウォーターフロントでは、スピードボートのツアーや帆船での遊覧、パラセイリングなどが楽しめます。付近には、美味しいシーフードレストランも並んでいます。

パイクプレイス・マーケットやウォーターフロントから少し南に歩くと、そこはパイオニアスクエア歴史地区(Pioneer Square Historical District)です。この付近はビクトリア調の建物が復元されていて、画廊にアンティークショップ、ブティック、大きな本屋があり、レストランやカフェ、バーも何軒も並んでいます。まるで絵のようなトーテムポールとネイティブアメリカンの酋長シアルス(Sealth)のブロンズ像が広場を飾っています。パイオニアスクエア周辺の地下に降りるシアトル・アンダーグラウンドツアー(Seattle Underground Tour)も面白いものです。

活気ある一大アジア・コミュニティ

チャイナタウン/インターナショナル地区 (Chinatown/International District)はパイオニアスクエアから坂を登った辺りです。この色彩溢れるエリアは、中国・日本・フィリピン・韓国・太平洋諸島から大勢やって来た移民の街。アジア系食材店や、各種のアジア料理レストランが軒を連ねています。ウィング・ルーク・アジアンミュージアム(Wing-Luke Asian Museum)、ヒン・ヘイ・パーク(Hing-Hay Park)もこの辺りです。キャピトルヒル(Capitol Hill)近くにある、シアトル・アジア美術館(Seattle Asian Art Museum)の膨大な東洋コレクションも、非常に印象深いものです。

レイク・ワシントン(Lake Washington)の青い湖水が、シアトルの東の境界線の役割を果たしています。湖に浮かぶマーサーアイランド(Mercer Island)、東側の湖畔のベルビュー(Bellevue)、カークランド(Kirkland)、レッドモンド(Redmond)などはいずれも豊かな郊外の町で、基本的に中ー高収入の人々が住み、洒落たショッピングモールやオフィスビルなども並んでいます。レッドモンドは、あのマイクロソフト社の本拠地でもあります。

Union湖 © Mike Leco / USATourist.com
シアトルは周囲を山脈と水にほとんど取り囲まれています。ダウンタウン北部のレイクユニオンは、ボート、カヤック、そして水上飛行機などのアクティビティに人気なスポットです。晴れた日にはベーカー山が遠くに見られます。

面白いレイク・ユニオンと湖畔の町

東側のレイク・ワシントンから西側のピュージェット湾に向かって、レイク・ユニオン (Lake Union)がシアトルの町を二分するように流れています。湖上は漁船にモーターボート、ヨット、カヤック、そして水上飛行機などでいっぱいです。ハウスボートの集まる一帯は、映画「めぐり逢うまで(原題”Sleepless in Seattle”)」でトム・ハンクス演じる主人公が住んでいるという設定にもなりました。湖畔の町バラード(Ballard)近くにあるハイラム・M・チッテンデン水門(Hiram M. Chittenden Locks)はぜひ訪れておきたい所です。水門を絶え間なく行き交う水上交通だけではなく、フィッシュラダー(Fish Ladders)を遡る鮭の群れもきっと見ることができるでしょう。

レイク・ユニオン北岸のフレモント(Fremont)は、かつて自由主義者の共和国として独立宣言をしたこともあるような町です。ファンキーなバーや路傍のカフェ、個性的な雑貨屋などのほかに、ロケットのオブジェやレーニンのブロンズ像、そして橋の下には巨大なトロール(北欧神話に出て来る怪物)までいるのです。ウッドランド動物公園(Woodland Park Zoo)やワシントン州立大学(University of Washington)のキャンパスもこの付近です。

スノコルミー滝 © Mike Leco / USATourist.com
スノコルミー滝は、シアトルから東へ約25マイルの所にある、高さ268フィートの滝です。

シアトル郊外も見逃せない

見どころはシアトル市内にとどまりません。晴れた日にはダウンタウンからもその雪に覆われた山頂が見えるのは、ピュージェット湾の向こう、オリンピック国立公園(Olympic National Park)のあるオリンピック半島(Olympic Peninsula)。マウントレーニエ国立公園(Mount Rainer National Park)やマウントセントヘレンズ国立火山史跡(Mt. St. Helens National Monument)は、どちらもダウンタウンから車で4時間です。シアトルの東側にはキャスケード山脈が連なっており、スノクォルミー峠 (Snoqualmie Pass)から、コロンビアリバー高原(Colombia River Plateau)とヤキーマ・バレー(Yakima Valley)までは2、3時間のドライブでしょう。この地域はワシントン州の農業の中心地かつワインの産地でもあります。鯨やオットセイなどの野生動物の宝庫サンファン諸島(San Juan Archipelago)はシアトルから船でやはり2、3時間です。

シアトルでのショッピング、カルチャー、スポーツ、アウトドア

シアトルではショッピングが楽しいです。ダウンタウンではデパートからブティック、専門店までよりどりみどり。パイクプレイス・マーケット、ウォーターフロント、パイオニアスクエア、フレモント、チャイナタウン/インターナショナル地区といったエリアでは、珍しい品物を扱う面白いショップもたくさんあります。大きなショッピングモールなら、リンウッド(Lynnwood)、ベルビュー、ノースゲート(Northgate)、そしてサウスセンター(South Center)で。バーゲン狙いには、ダウンタウンの南30分のオーバーン(Auburn)、または65マイル(104キロ)北のバーリントン (Burlington)にある巨大アウトレットモールがおすすめです。

シアトルには交響楽団、バレエ、そして400以上もの劇団があります。スポーツのメジャーリーグチームもひと通り揃っています。フットボールチームであるシアトル・シーホークス、そしてMLSサッカーチームであるシアトル・サウンダーズFCは、クエスト・フィールドが本拠地です。シアトルのメジャーリーグ野球チームであるシアトル・マリナーズは、クエスト・フィールドの向かい側にあるセーフコ・フィールドが本拠地です。また、シアトルにはマイナーリーグ・ホッケーチームであるサンダーバードもあり、シアトルから少し南へ行ったケント・イベントセンターが本拠地です。

シアトルはまた、ハイキングを筆頭にキャンプ、スキー、釣り、狩猟、登山、ボート、カヤックなどのアウトドアスポーツでも有名です。周辺に広がる素晴らしい大自然を楽しむ機会は無限と言ってもよいくらいでしょう。

エメラルドシティについての詳細情報は、シアトルの見どころページもご参照ください!

原作筆者: Mike Leco
訳: Etsuko Tada & Yoko Sugiyama
上部写真撮影: © USATourist.com
写真詳細: クイーン・アン・ヒルの丘の南側に位置する、ケリー・パークからのスペースニードルとレーニア山の眺め。