シアトル
ワシントン州
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国立公園
スペースニードル
© Mike Leco / USATourist.com

シアトルのダウンタウンから北へ1マイルの所にある、広さ74エーカーのシアトル・センターに高さ605フィートあるスペースニードルがそびえ建っています。

シアトルの見どころ

シアトルセンター

シアトルセンターはダウンタウンから少し北の、ゆるやかな丘の上にあります。74 エーカー(約30万平方メートル)もあるこの公園兼娯楽施設のランドマークは、高さ605フィート(181.5メートル)のシアトル・スペースニードル (Seattle Space Needle)。9ドル払ってエレベーターで上に昇れば、シアトルの市街地にピュージェット湾(Puget Sound)、レイクユニオン(Lake Union)、レイクワシントン(Lake Washington)から周辺の山々までの絶景が一望のもとにできます。頂上の回転レストラン来店客にはエレベーターは無料になるので、お天気のいい日の朝食に利用してみてはいかがでしょう。待ち時間も短くてすむでしょうし、費用も手頃に楽しめることでしょう。

シアトルセンターにはパシフィックサイエンスセンター(Pacific Science Center)、チルドレンズミュージアム(Children's Museum)、シアトル・レパートリーシアター(Seattle Repertory Theater)、シアトル・オペラ(Seattle Opera)、インティマン・シアター(Intiman Theater)、パシフィック・ノースウェスト・バレエ(Pacific Northwest Ballet)、シアトル・チルドレンズシアター(Seattle Children's Theater)、エクスペリエンス・ミュージック・プロジェクト(Experience Music Project)、そしてNBAバスケットボールのシアトル・スーパーソニックス(Seattle Supersonics)とNHLホッケーのシアトル・サンダーバーズ(Seattle Thunderbirds)のホームグラウンド、キーアリーナ(Key Arena)などがあります。また、遊園地やビデオアーケードに数々のお店、レストランやファストフード店なども軒を連ねていて、娯楽には事欠かないでしょう。

パイクプレイス・マーケット

ウォーターフロントを見おろすパイクプレイス・マーケットはダウンタウンの中心にあるファーマーズ・マーケットで、現在も営業中の市場としては全米一の歴史を誇っています。果物屋、八百屋、花屋が並び、魚市場では見物人の頭上越しに大きな鮭が飛び交い、さまざまな専門店があり、レストランや土産物屋もあり、さらには大道芸人までいます。パイクプレイス・マーケットに魅せられるのは旅行者だけではありません。シアトルの住人達もまた、買物を、そして食事を楽しみにここへやって来るのです。

ウォーターフロント

パイクプレイス・マーケット裏の坂のふもとは、レストランやショップ、観光名所などが並ぶピュージェット・サウンド・ウォーターフロント(Puget Sound Waterfront)です。シアトル水族館(Seattle Aquarium)や、ベインブリッジ島(Bainbridge Island)へのワシントンステート・フェリー(Washington State Ferry)の乗り場もあります。また、アーゴシ-ツアー(Argosy Tours)では湾内周遊クルーズや、ネイティブアメリカン料理も楽しめるティリカムビレッジ(Tillicum Village)周遊ツアーにも参加できます。アーゴシー号ツアーでのハーバークルーズ料金は1人約$20で、とても面白いですが、フェリーはクルーズツアーより安く、徒歩で乗り込む乗客の料金は1人$7です。

パイオニア・スクエアにあります © Mike Leco / USATourist.com
チーフ・シアトルの像は、歴史的な建物、ビストロ、トレンディーなナイトクラブのある旧街地区、パイオニア・スクエアにあります。

パイオニアスクエアとチャイナタウン/インターナショナル地区

シティセンターから数ブロック南のパイオニアスクエア(Pioneer Square)は、旧市街地区の中心地です。中央広場に立っているのは、有名なシアトルトーテムポール(Seattle Totem Pole)と、シアトルの名前の由来ともなった酋長シアルス(Sealth)の像。周囲の歴史ある建物にはビストロや画廊、そして洒落たナイトクラブなども入っています。

パイオニアスクエアから坂を登ると、そこはチャイナタウン/インターナショナル地区。日系、中国系、フィリピン系、東南アジア系、韓国系、太平洋諸島系の顔が道を行き交っています。異国情緒溢れる店やレストランが並び、さまざまな文化が混在するこのオリエンタル街は、シアトルでももっとも興味深いところと言えるでしょう。

レイクユニオン

ダウンタウンの北に境界線を示すように横たわるレイクユニオン(Lake Union)の対岸は、自称「共和国」のフレモント(Fremont)です。個性的な雑貨店、画廊、ビストロなどが並ぶこのユニークなエリアには、なぜかロケットやレーニン像があり、さらには橋の下には巨大なトロールまでいるのです。隣の歴史あるバラード村(Ballard)にあるハイラム・M・チッテンデン水門(Hiram M. Chittenden Locks)では、行き交う船やフィッシュラダー(fish ladders)を遡る鮭を眺めることができるでしょう。

イーストサイド

レイクワシントン(Lake Washington)の東側にあるのは、ベルビュー(Bellevue)、カークランド(Kirkland)、そしてマイクロソフト本社を筆頭にハイテク産業が集まっているレッドモンド(Redmond)。この辺りは郊外の裕福な住宅地で、美しい邸宅やアパート、真新しいショッピングモールやオフィスビルが建ち並んでいます。

さらに東へ

90号線を東に25マイルほど走ると、落差268フィート(89メートル)のスノクォルミー滝(Snoqualmie Falls)と、怪奇テレビシリーズ「ツイン・ピークス(Twin Peaks)」の舞台にもなった、サリシュロッジ(Salish Lodge)に着きます。さらに25マイルほど先にはスノクォルミー峠(Snoqualmie Pass)とスキーリゾートもあります。いずれもシアトルのダウンタウンから1時間圏内です。

スノクォルミー峠の先、キャスケード山脈(Cascade Mountains)の東側斜面にあるのは古い鉱山町ロズリン(Roslyn)。ここは、テレビドラマシリーズ「Northern Exposure(邦題:たどりつけばアラスカ)」のロケ地でした。ドラマの舞台となった架空の町アラスカ州シシリー(Cicely, Alaska)のメインストリートは、金物屋の材料置き場近くにあるトーテムポールが目印です。ドラマ同様、「ザ・ブリック(The Brick)」でビールを買うことも、「ロズリンカフェ(Roslyn Caf.,Ai.(B)」で昼食を取ることも可能です。

コロンビア川 © Mike Leco / USATourist.com
コロンビア川はパシフィックノースウエスト地区で最も大きな川です。水源はブリティッシュコロンビア州(カナダ)からで、ワシントン州北東部の隅からワシントン州とオレゴン州境の太平洋へ流れ出します。

コロンビアリバー峡谷(Columbia River Gorge)はシアトルからルート90を東に140マイル行ったところにあります。コロンビアリバー台地の半砂漠の風景は、シアトル周辺のみずみずしい緑の起伏とはまるで対照的。ルート90沿いの展望台からは、悠々と流れるコロンビアリバーによって、溶岩台地が長い時間をかけて深く削られた様を目にすることができるでしょう。

ルート90からルート82を南下してヤキーマ(Yakima)へ向かう小旅行も是非おすすめです。リッチモンド(Richmond)の南に広がるヤキーマリバーバレー(Yakima River valley)は、りんご園とワイナリーで知られる肥沃な農業地帯。雨がちなシアトルから、熱く乾いたこの谷に来てワイナリーを回り、ときには試飲したりもすれば、きっといい気分転換になることでしょう。

南へ向かって

シアトルからインターステート5号線を南に向かうと、タコマ(Tacoma)、オリンピア(Olympia)、さらにはその近くの2つの国立公園・マウントレーニエ国立公園(Mount Rainier National Park)とセントヘレンズ国立火山史跡 (Saint Helens National Volcanic Monument)へ行くことができます。どちらも片道3時間以内でしょう。

レーニア山 © Michelle Leco / USATourist.com
レーニア山国立公園のパラダイスロッジは、観光客の人たちがレーニア山のすばらしい眺めに感動することができる、自然遊歩道の開始場所にあります。

シアトルからはるか彼方に臨めるマウントレーニエ(Mount Rainier)の、標高14410フィート(4803メートル)の雪に覆われた頂は、近くで見るとますます壮麗です。標高5千フィート(1670メートル)地点にある、北側はサンライズリッジ(Sunrise Ridge)、南側ではパラダイス(Paradise)のビジターセンターまでは車で行くことができます。何本もあるハイキングトレイルからの壮大な景色は、尽きることなく続くことでしょう。宿泊はパラダイスロッジ(Paradise Lodge)のほか、15マイル(24キロ)ほど南にある村、パックウッド(Packwood)でも可能です。

マウントレーニエから南西に40マイル(64キロ)ほど離れたマウントセントヘレンズ国立火山史跡(Mount Saint Helens National Volcanic Monument)の風景は、またひとあじ違っています。1980年の大噴火以来、この辺りは広範囲にわたって、木々は突風になぎ倒され、谷は泥で埋まり、そして溶岩平原の広がる荒野となってしまいました。公園管理局はこの受難の光景をそのままの状態で残しておくことに決めました。摩訶不思議な別世界です。

西へ、そして北へ

西へ向かうには、一旦南へ向かってタコマ(Tacoma)を通る迂回路を取るか、ピュージェット湾をフェリーで渡るかしなければなりませんが、個人的にはフェリーの方が時間もかからず手頃な料金で、そのうえ景色もよいのでお勧めです。いずれにしても、行き着く先はオリンピック半島(Olympic Peninsula)およびオリンピック国立公園(Olympic National Park)の雪を戴いた山々と温帯雨林、そして自然のままにごつごつと続く海岸です。

フェリー © Mike Leco / USATourist.com
サンファン諸島は、観光客の人たちおよびシアトル地区の地元の人たちにとってすばらしいエスケープ場所です。魚釣り、シーカヤックのようなアウトドア・アクティビティとともに、ホエールウオッチングツアーは人気なアトラクションです。

カナダ国境およびカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー(Vancouver, British Columbia)はシアトルからインターステート5号線で北に100マイル(160キロ)。国境のすぐ南は、ワシントン州ベリンガム (Bellingham, Washington) という港町です。アラスカからのフェリーの南の終着点であり、また多くのアラスカクルーズがここから出航しています。ベリンガムの西、フェリーですぐのサンファン諸島(San Juan Islands)では、鯨やオットセイ、ラッコなどを目のあたりにできる、またとないチャンスもあるでしょう。シーカヤックに挑戦して、大自然を満喫するのもいいですね。

原作筆者: Mike Leco
訳: Etsuko Tada & Yoko Sugiyama
上部写真撮影: © Mike Leco / USATourist.com
写真詳細: ワシントン州フェリーはシアトルのピア50から出発します