ビック・ベンド国立公園
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ビック・ベンド国立公園

時間が止まっている

ビッグ・ベンド国立公園はだれもが楽しめる砂漠美の景勝地です。荒く、乾燥し、美しく、危険なこの地域をスペイン人探険家は「Dubbed el despoblado(無人の境)」とスペイン語で呼びましたが、時間がチソスマウンテン(Chisos Mountains)の静寂の中、またはリオ・グランデ川(Rio Grande River)を下って浮かぶよう静止しているように見えます。もし現実生活から 逃避し自然の中に溶け込みたいのなら、ビック・ベンドはパーフェクトな場所です。

ビッグ・ベンド国立公園の名前は、テキサス州とメキシコの境界線となっているリオ・グランデ川がU型に曲がりくねっていることに由来します。ビッグ・ベンド国立公園はメキシコに奥深く広がるチワワ砂漠がほとんどを占めていますが、リオ・グランデの洪水からできた平原の荒れた緑樹、さらにチソスマウンテンの森林地も含まれています。サンタエレナキャニオン(Santa Elena canyon)、マリスカルキャニオン(Mariscal canyon)、ボクイラスキャニオン(Boquillas canyon)などの化石、ライムストーン、サンドストーンから成る地層は地質学者と岩収集家たちに大変好まれ、その一方で、ミチバシリからハチドリとハヤブサまでの450種類の異なる野鳥を野鳥観察者たちが楽しみます。荒い野外活動を好む人々にはこの国立公園内の数百マイル以上におよぶトレイルからの選択があり、その一方で、よりレジャータイプの旅行者の人々には道路からの景観が楽しめる100マイル以上におよぶシニックドライブがあります。

リオ・グランデ大平原

この壮大なリオ・グランデ川は文字どおり山脈を通り抜け、そこはビッグ・ベンドの最も青々草の茂る部分です。リオ・グランデ川両岸の垂直にそびえ立つ断崖は、隔離されたような驚くべき感じをここに訪れる人々に与えます。カヌー漕ぎとラフティングをする人たちはリオ・グランデ川に入る許可書が必要です。ビッグ・ベンド国立公園の直ぐ外にある旅行用品店では、観光用カヌーツアーも主催しています。リオ・グランデ川での水泳は禁止されていませんが、場所により急流で急落差があり、危険な鉄砲水が起きることがあるため、川での水泳を助長したりもしません。魚釣りをする人たちは鯰釣が楽しめます。ハイカーの人たちはサンタエレナキャニオン、マリスカルキャニオン、ホットスプリングキャニオン、ボクイラスキャニオンのトレイルから選択でき、リオ・グランデ川の水を飲みに来る数千の鳥や動物たちを近くで観察できます。もし乗り物を利用したいが川へあまり近づきたくない場合、エル・カミノ・デル・リオ(El Camino Del Rio)または「リバーロード」は、リオ・グランデ川に沿いチソスマウンテンとキャニオンを通りぬける完全に舗装された道路です。しかしながら、この道路は急勾配、急カーブ、たまに放たれた家畜などに出会うなどのような危ない場所が数箇所あります。

チワワ砂漠

チワワ砂漠は3方を山脈に、そしてもう1方を雨の少ない平原に囲まれています。これらチワワ砂漠を囲む山脈が雨を妨げこの地域をとても青々とさせ、草が青々と茂る砂漠と言っても良いでしょう。確かに、夏の嵐後、この砂漠にリュウゼツラン、またはアオノリュウゼツランからメキシコの野生蘭、ガラパゴス ウチワサボテンなどの色とりどりなサボテンの花が咲きます。この砂漠に生息する動物のほとんどは夜行性動物ですが、鹿、コヨーテ、ジャベリーナ(野生のブタの一種)、スカンク、野ウサギを時々見かけることができます。チワワ砂漠地帯を訪れる一番良い時期は冬です。冬時期、他のアメリカ国内の場所は雪で覆われますが、この砂漠は気温27 oCととても快適です。しかし、夏は気温42oCと暑くなります。ハイカーとマウンテンバイクをする人たちは必要以上の水を常に持参することをお薦めします。この乾燥した気候は、ここで最も重く危険な脱水症状を起こさせます。

チソスマウンテン

チソスマウンテンは、リオ・グランデ川下部のカーブ部、チワワ砂漠中央部に姿を出現させます。チソスマウンテンは大氷河期の火山噴火により形成され、乾燥した低地に囲まれた肥沃な土地に成りました。多くの植物と動物がここで行き場がなくなり、これら動植物がよく生育する孤立した環境を作り出しました。グリーン渓谷の草原を通り抜け、山脈を上がっていくと、低木が少し高い木に変わり、遂にはトショウ、ピーニョン、オークなどの森林に変わります。これらの木々はチソスマウンテンの水はけの良い部分に密集するように生育しています。これら森林生態系の最端には、ポンデロサパイン、ダグラスファー、アリゾナイトスギ、ヤマナラシ、オオキレハカエデの群集が生育しています。チソスマウンテンにはすばらしい自然があるため、ここはビッグ・ベンド国立公園のレクレーション活動中心地となっています。チソスマウンテンを訪れる人たちは、火山山頂のロッククライミング、ハイキング、乗馬、またはビッグ・ベンド国立公園内を通る景勝ルートとして最も人気なロス・マクスウェル・シニックドライブ(Ross Maxwell Scenic Drive)をドライブできます。

設備と宿泊施設

ビッグ・ベンド国立公園内唯一のレストランは、モーテル・スタイルの客室、ストーンコテージの客室、さらにお土産店のあるチソスマウンテンロッジ(Chisos Mountain Lodge)です。このロッジは常に予約で一杯なので、事前に宿泊予約することをお薦めします。この国立公園かから少し離れた町、ターリング ア(Terlingua)、アルパイン(Alpine)、フォート・デイビス(Fort Davis)にある他のモーテルも利用できます。

ビッグ・ベンド国立公園内には、トイレ、地図、飲水、電話施設を備えた5つのビジターズセンターが点在して建っています。しかし、ベーズン(Basin)、カストロン(Castolon)、パンサージャンクション(Panther Junction)、リオグランデヴィレッジ(Rio Grande Village)の町には小さなお店兼ガソリンスタンドがあり、冷たい飲み物とキャンピング用品が購入できます。1919年以来営業しているカストロンにあるお店の建物は、初期に定住したメキシコ農業営業者と牧畜業者の人々の家を反映したアドービレンガからできています。

ビッグ・ベンド国立公園内にある2つの国立公園サービスキャンプグラウンドは、チソスベーズンとリオグランデヴィレッジにあり、これらキャンプグラウンドにはトレーラーパークと売店があります。この国立公園内のテントでの野外宿泊キャンプは、いくつかの警告の下で許可されています。草火事発生の非常に高い危険性があるため、直火キャンプは禁止されています。ペットをキャンプ場に一緒に連れて来るのは許可されていますが、バックカントリーへ連れて行くことは禁止されています。あまりにも多数のペットが野生動物の被害に会っています。また、キャンプサイトを選ぶ際には十分注意を払いましょう。夏季時期には特に雨水の流れが夜中に洪水ゾーンに変わることが良くあります。

季節

ビッグ・ベンド国立公園のどこへ訪れるかにより、この岩の多いすばらしい国立公園は一年を通して楽しめます。ビッグ・ベンド国立公園の山脈では冬の夜に氷点下0℃近くにまで下がりますが、日中は半そでシャツで過ごせるような砂漠気候です。夏時期は熱風が砂漠を支配しますが、この山脈はとても過ごしやすい気候です。夏の雨の洪水が道路を閉鎖し、道路の通行を難しくし、ここを訪れる人々を妨げることもあります。どちらにしろ、天候が他の要因より多くのハイカーを負傷させ、死亡の原因につながると国立公園のレンジャーたちが警告してくれます。ハイキングやキャンピングを計画している場合、著しく予期していない天候の変化に対応できる十分な準備をして行きましょう。

原作筆者: Carla Lee Suson
訳: Yoko Sugiyama
上部写真撮影: © Getty Images
写真詳細: ビック・ベンド国立公園