ツーソン
アリゾナ
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アリゾナ州 ツーソン

南アリゾナの小さな砂漠町、ツーソン

ツーソンはアリゾナ州南部、フェニックスからは南に100マイル(160キロ)、メキシコ国境からは北に60マイル(100キロ)の場所に位置しています。町は平坦な砂漠にあり、周囲を不毛の山々が、砂漠を囲むように連なっています。フェニックスと同様、ツーソンも年間を通じて温暖な気候と穏当な生活費から、老後の生活を送るために移住する人が後を絶ちません。ツーソンはフェニックスよりも人が密集しておらず、周辺に見どころも沢山あるので、いろいろ見たい旅行者にとっても観光しやすい町と言えるでしょう。

ツーソンは常に乾燥しており、気温は温暖から猛暑にまでわたります。年間降雨量は25センチもありません。夏場の気温は45℃にまで達することもありますが、冬は20.$(C"&.(B25℃とおだやかです。11月から3月にかけてが観光シーズンのピークですので、ごった返す観光客を避けるなら、春か秋に訪れるとよいでしょう。

Mike meets Wyatt Earp © Mike Leco / USATourist.com
トゥームストンにて、マイクとワイアットの出会い

砂漠を埋め尽くす、巨大なサワロサボテン

ツーソンの町を取り囲んでいる砂漠は、高さ10メートルを越すサワロサボテン(Saguaro Cactus)に埋め尽くされています。ツーソンに隣接するサワロ国立公園(Saguaro National Park)では、このサボテンの立ち並ぶ森の中をドライブしたり、たくさん敷かれたトレイルをハイキングしたりできます。アリゾナ・ソノラ砂漠博物館(Arizona Sonoran Desert Museum)はツーソンから西に15マイル(25キロ)、オールド・ツーソン(Old Tucson)ほど近くのサワロ国立公園南口にあり、この辺りの砂漠の植物系および動物系を学ぶのに最適の場所です。通常、午前8時30分から午後6時まで開館しており、入場料は約9ドルです。

オールド・ツーソンは、もとはカウボーイ映画の撮影用として、昔の西部の町並みを再現して造られました。現在では娯楽施設やレストラン、ギフトショップに西部劇そのままの衣装の役者たちまでいる、一大テーマパークとなっています。毎日午前10時から午後5時まで開場しており、入場料は15ドル程度。観光客向けのこのカウボーイ・テーマパーク、とても楽しめる場所ではありますが、もっと本格的なものを求めるのであれば、トゥームストン(Tombstone)の方がよさそうです。

正真正銘の西部劇の町、トゥームストン

アリゾナ州トゥームストンはツーソンから車で砂漠を越えて約1時間半、昔も今も変わらぬ牧草地に酪農家がまばらに点在している、そんな所です。トゥームストンこそが正真正銘の、古き西部の金鉱町で、「OK牧場の決闘("Gunfight at the OK Corral")」の舞台としてよく知られています。メインストリートは、1881年にあった、ワイアット・アープ(Wyatt Earp)とバージル・アープ(Virgil Earp)がドク・ホリデー(Doc Holliday)と一緒にビリー・クラントン(Billy Clanton)とマコーリー兄弟(McLaury brothers)を殺した、かの有名なOK牧場(OK Corral)での銃撃戦当時をそのまま再現しています。古い建物のほとんどは、現在はレストランやギフトショップ、観光客向けのアトラクションとなっており、OK牧場も周囲を囲われて、博物館に姿を変えてしまっています。通りでは、西部劇そのままの扮装の役者達が銃撃戦ショーやオールドウエスト博物館(Old West Museum)、居酒屋、観光馬車の宣伝をしています。町外れの「ブーツ・ヒル(Boot Hill: 無縁墓地)」には、そのほとんどが事件やアパッチインディアンに殺害されたか、もしくは銃撃戦や私刑、絞首刑などで死亡した、250人ものトゥームストン住民の亡骸が埋葬されていますが、ここも一般公開されています。ビリー・クラントンとマコーリー兄弟も、ここに葬られています。このトゥームストンこそ、観光地化されてはいますが、それでも充分に見る価値のある、本物の古い西部町です。町の観光、ブーツヒルともに入場料などはいっさいありません。

往時のまま残る、古いスペイン系伝道教会

サンゼイビア・デル・バク伝道教会(Mission San Xavier del Bac)はツーソンから南に9マイル(15キロ)、オーダム(O'odham)・インディアン居留地内にある教会です。18世紀から残ってきたこの教会は、初期スペイン植民地風建築物のすぐれた見本であり、また近隣の住民にとっては、現在も日常の礼拝の場であり続けています。ツーソンの南約40マイル(65キロ)にあるサンノゼ・デ・トゥマカコリ伝道教会(Mission San Jose de Tumacacori)は、現在は使用されていないものの、建物の状態は良好で、国定史跡(National Historical Monument)にも指定されています。近くには、かつてのスペイン植民地で今は地元のアーティストや工芸家の作品を売る店が軒を連ねている、トゥバク(Tubac)という町があります。

さらに20マイル(32キロ)ほど南に行くと、そこは国境の町ノガレス(Nogales)。2.$(C"&.(B3時間、メキシコに入国して買物を楽しめるところです。他の国境町と同様に、この町も陶器やアクセサリー、革製品などの土産物を手ごろな値段で売る店や、露店商で埋め尽くされています。国境のどの町でも、水質と衛生管理についてはとても期待できるほどではありませんので、飲食にはくれぐれも注意しましょう。

San Xavier del Bac © Mike Leco / USATourist.com
サンゼイビア・デル・バク伝道教会(Mission San Xavier del Bac)はツーソンから南に9マイル(15キロ)、オーダム(O'odham)・インディアン居留地内にある教会です。

引退した軍用機の広大な「墓場」

ひと味違う思い出作りには、ツーソンの南端にあるピマ航空博物館(Pima Air Museum)はいかがでしょう。見事なまでの軍用・民間飛行機の展示を鑑賞したら、隣接するデイビスーマンサン空軍基地(Davis-Monthan Air Force Base)にある「ボーンヤーズ(Boneyards: 墓場)」のガイドツアーに参加してみましょう。航空整備改装センター(Aerospace maintenance and Reconstruction Center: AMARC)では、何百とあるBー52爆撃機を筆頭に、ゆうに5000機以上もの軍用機が解体を待って長い長い列をなしています。一ケ所にこれほどたくさんの航空機が集結している様子は、まさに想像を絶するほどです。

ツーソンの南のサフアリータ(Sahuarita)とトゥームストンの南のビスビー(Bisbee)には、それぞれ大規模な銅山もあり、どちらも見学ツアーを実施しています。道路は29マイル(47キロ)にわたって曲がりくねりながらカタリナ山地(Cataliina mountains)を登り、気温が麓の町より平均して10℃は低いという、標高3000メートルのレモン山(Mount Lemmon)の頂上へと向かうのです。

ツーソンでのお楽しみ、いろいろ

2月の下旬、ラ・フィエスタ・デ・ロス・ヴァケーロス・ロデオ(La Fiesta de los Vaqueros Rodeo)が開催されます。春のはじめ、復活祭の週に行われるヤキ・イースター・セレモニー(Yaqui Easter Ceremony)は、ネイティブアメリカンの伝統とキリスト教の信仰が融合した儀式です。ツーソン国際貴宝石展示会(Tucson International Gem and Mineral Show)も2月後半です。この展示会は、この種のものとしては世界最大なため、2週間の会期中はどのホテルも満室になってしまうでしょう。

原作筆者: Mike Leco
訳: Etsuko Tada
上部写真撮影: © Steve Renzi / Metropolitan Tucson Convention & Visitors Bureau
写真詳細: ツーソン市の視力