アリゾナ
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アリゾナはグランドキャニオンのみならず

アリゾナ州(Arizona)グランドキャニオン・ステート)はアメリカ合衆国の西南部に位置し、西隣にカリフォルニア州、南隣は国境を挟んでメキシコに接しています。グランドキャニオン(Grand Canyon)はあまりにも有名ですが、その他にも見どころは満載、気候も変化に富んでいるのが、ここアリゾナです。

荒々しくも美しい、あたたかく乾いたソノラ砂漠(Sonoran Desert)から、寒冷な北部山岳地帯まで、アリゾナの地形はじつに多岐にわたっています。土地の高低差がきわめて激しく、その差はユマ(Yuma)という町の南を流れるコロラド川(Colorado River)の 海抜70フィート(20メートル)から、フラッグスタッフ(Flagstaff)の北にあるサンフランシスコ峠(San Francisco Peaks)の12,633フィート(4000メートル)にまで及びます。アリゾナでは、「今日は水上スキー、明日は雪上スキー」も、充分可能なのです。

Giant Saguro Cactus © USATourist.com
ツーソンから少し東にはサワロ国定史跡(Saguaro National Monument)があり、ここではソノラ砂漠にしか存在しないという、巨大なサワロサボテン(Saguaro Cactus)を目にすることができます。

いわゆる「サウスウエスト」のアリゾナ

「アリゾナ」といえば、ネイティブアメリカン(インディアン)文化にスペイン色が色濃く混ざった豊かな色彩に代表される、「サウス・ウエスタン」の代名詞。また、全米最大のインディアン居留地があるのもアリゾナです。スペインの征服者たちがツーソン(Tucson)に植民地を建設したのは、1539年の昔まで遡りますが、その後牧場地として歩んできた歴史は、アリゾナを「西部」と聞いて誰もが思い浮かべるであろう、カウボーイの土地にしてしまいました。

かの有名な映画「OK牧場の決闘(Shoot Out at the O.K. Corral)」のストーリーと音楽は、アリゾナ州の南西端にある町トゥームストン(Tombstone)を、今や不滅の存在としてしまいました。トゥームストンを舞台にした映画はこれ以外にも沢山ありますが、そのほとんどは、実はオールド・ツーソン ・スタジオ(Old Tucson Studios)のあるツーソンで撮影されています。ツーソンから少し東にはサワロ国定史跡(Saguaro National Monument)があり、ここではソノラ砂漠にしか存在しないという、巨大なサワロサボテン(Saguaro Cactus)を目にすることができます。

「ロンドン橋」もあるアリゾナ

アリゾナを訪れる観光客は、アリゾナに初代「ロンドン橋」があることに、きっと驚かされるでしょう。ロンドン橋は1970年にイギリスから移築されて以来、レイク・ハヴァスー・シティ(Lake Havasu City)観光の目玉になっています。レイク・ハヴァスー・シティはアリゾナ州の北西の端、コロラド川沿いに位置しており、アリゾナに数多い人造湖のほとりにある町です。

人口400万人を超えるアリゾナ州の州都、フェニックス(Phoenix)は、"Best Run City in the World(行政経営の最もすぐれた自治体)"にも選ばれている大都市です。自分自身の灰から復活したという、伝説上の鳥フェニックスにちなんで名付けられたこの街は、アリゾナ州の南中央部、古代のホホカム(Hohokum)文明の地に建設されました。世界的なイベントも数多く催されているほか、博物館や美術館、劇場、フェニックス交響楽団(Phoenix Symphony)をはじめとする芸術活動も充実しています。アリゾナ州立大学(Arizona State University)では、アメリカを代表する建築家フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)の作品も見られます。また、フットボールに野球、バスケットボールといったスポーツでも、全米クラスの試合を楽しむことができるのです。

神秘的なセドナと比類なきグランドキャニオンは外せない

フェニックスから北へ2時間、アリゾナ州のちょうど真中にあたるところは、セドナ(Sedona)と呼ばれる神秘的な場所で、岩の織りなす美しい姿とともに、宇宙のパワーが集まって神秘の"渦(Vortexes)"をつくっていることで知られています。けわしい山の中腹にあるだけに絶景を望めるジェローム(Jerome)の町は、もとはゴーストタウンだったのが、芸術家の町として生まれ変わったところです。是非立ち寄ってみましょう。

大自然の成し遂げた世界有数の奇跡、グランドキャニオン(Grand Canyon)はアリゾナ州の北の端ちかくです。サウスリム・ビジターセンター(South Rim Visitor's Center)はフラッグスタッフから1時間半ほど。ウィリアム(William)の町からなら、蒸気機関車で行くこともできます。ウィリアムはフラッグスタッフから西におよそ30マイル(48キロ)、歴史あるルート66沿いに今も残る町です。

Lanscape near Sedona, AZ © USATourist.com
フェニックスから北へ2時間、アリゾナ州のちょうど真中にあたるところは、セドナ(Sedona)と呼ばれる神秘的な場所で、岩の織りなす美しい姿とともに、宇宙のパワーが集まって神秘の"渦(Vortexes)"をつくっていることで知られています。

誰もが楽しめるのがアリゾナ

アリゾナには、遮るものもなく広々とした土地が続くだけかと思えば、山も湖も森林もあるので、釣りに狩猟、ボート遊び、ハイキング、ラフティング、キャンプ、乗馬、それにドライブももちろん、楽しめることでしょう。アリゾナ州の北東の端、ナバホ族とホピ族インディアン居留地にあるフォー・コーナーズ(Four Corners)に立ち寄ることもお忘れなく。この辺りには、ペトリファイドフォレスト(Petrified Forest)、ペインテッドデザート(Painted Desert)、モニュメントバレー (Monument Valley)といった、大自然の驚異が目白押しです。

それほど冒険好きではないという貴方には、あちこちにあるゴルフ場や本物の砂金探しのできる古い鉱山町などはいかがでしょう。インディアン居留地内には、カジノがあるところも多いです。ショッピングならば、メキシコ国境にある町・ノガレス(Nogales)なども、都会や「ネイティブアメリカンフェスティバル」といったイベントが頻繁に催されているような町に比べても、遜色なく楽しめることでしょう。

アリゾナ旅のヒント

アリゾナでは一年中、どんな季節でもそれなりに楽しめますが、砂漠地帯については10月から4月の間に訪れるのが最適と言えるでしょう。11月から3月の山岳地帯には、冬服が必要です。それほど標高も高くない場所での4月から10月くらいなら、軽装で十分でしょう。

アリゾナは山地でも晴れていることが多く、また非常に乾燥しています。常に水分補給を心がけ、ハイキングやドライブの際は水を充分携行するよう気をつけましょう。冬場でも、屋外では日焼け止めや紫外線ブロックを必ず使うこと。おだやかな冬の気候につい見過ごしがちになりますが、陽射しはとても強いので、いとも簡単に日焼けし過ぎてしまいます。歩くときは履いていても疲れず、かつ頑丈な靴を。また、砂漠や自然保護区域に、けっして単独で入っていってはなりません。キャンプの際は、食料品は野生動物に狙われないようきちんとしまっておくこと、そして脱いだ靴を再び履くときは、サソリなどが潜んでいないか必ず中を確認してからにしましょう。写真のフィルムは大量に持って行くのがお勧めです。アリゾナの大自然美には、きっとカメラを片時も手から放せなくなること請け合いです。

原作筆者: Catt Foy
訳: Etsuko Tada
上部写真撮影: © Michael Borjessen
写真詳細: 大自然の成し遂げた世界有数の奇跡、グランドキャニオン(Grand Canyon)はアリゾナ州の北の端ちかくです。