アメリカには各地に無数の公園が分散しています。家の近所にあるようなごく小さなものや歴史的な建物から、ちょっとした国よりも面積の広い、壮大な野生の自然にいたるまで、その種類は様々です。これらの公園は大まかに、国立公園、州立公園、地方自治体管理の公園、私営の公園に分けられます。
国立公園
1872年、米国政府はイエローストーン公園法のもと、広大な土地を保護管理の対象とし、それを初の国立公園としました。そして1916年には、内務省に国立公園局National Park Service, NPSが設立されます。以来今日までにNPSは、284箇所、面積にして実に3400万ヘクタールを管理するに至っています。
国立公園局の管理下にある公園には、国立公園National Parks、国定公園National Monuments、国立歴史地区National Historical Sitesがあります。それらの規模は、歴史的建造物1軒のものから、アラスカのランゲル・セントエライアス国立公園Wrangell St. Elias National Parkのように、1億3200万ヘクタールにも及ぶ広大なものまで様々です。
ほとんどの国立公園にはビジター・インフォメーション・センターがあり、フレンドリーで親切なレンジャー(スタッフ)がいます。また、その多くには、道路、トレイル、駐車場、洗面所、スナックバー、レストラン、ホテル、キャンプ場などの施設が整い、ガイド・ツアー、乗馬、レクチャーなどの教育的機会を提供しているものもあります。もちろん、施設の量と質は、それぞれの公園によって異なります。人気の高い公園ほど施設も充実していますが、それだけ酷使されているとも言えます。比較的来園者の少ない公園には、最低限の施設しかないものもあります。
国立公園局は、管理下にある各公園に関する情報を、ホームページで公開しています。 www.nps.gov 公園内の宿泊施設、キャンプ場、レストラン、その他施設は、たいてい外部の契約業社が運営していますが、予約に関しては、国立公園局のホームページからリンクをたどってオンラインで可能な所が多くあります。
国立公園のパス類について:
各国立公園には入園料があります。料金は、ひとり3ドルから10ドル、または車1台につき6ドルから20ドル程度となっています。一度支払うと、その入園料は通常7日間有効です。いくつもの国立公園を訪れる予定であれば、National Park Passを購入するとお得かもしれません。
National Park Passは1年間有効で50ドル。サインをした所持者本人および、車の場合には同乗者にも有効となります。
Golden Eagle Sealを追加15ドルで購入すると、入園可能な公園に、魚類野生生物局US Fish and Wildlife Service、森林局The US Forest Service、および、土地管理局The Bureau of Land Managementの管理する公園が追加されます。
Golden Age Passportは、62歳以上のアメリカ市民および永住者のみ購入できるもので、料金は10ドル、生涯有効です。
州立公園
全米50の各州が、それぞれに公園を管理しています。小さなレクリエーション施設的なものや史跡などから、広大な自然を擁するものまで、規模は多様です。水泳、ボート、ハイキング、テニス、キャンプなどが楽しめる設備を持ったものもあれば、特別な施設はなく、純粋に野生の自然を保護し、狩猟、釣り、ハイキングなどができるようなところもあります。
地方自治体の管理する公園
地方自治体によって運営されている公園も全国に無数にあります。City Park、Municipal Park、County Parkなどと呼ばれるものがそれにあたります。住民や旅行者のための様々なレクリエーション施設や、小規模の野生の自然などがあります。
私営の公園
アミューズメントパークや私営の娯楽施設は国内各地にあります。何か特別のテーマをもった施設であることが多く、テーマパークと呼ばれることもあります。



